今日は管理栄養士の方を講師にお招きして、小児期の経験が味覚に関係することを学んだり、栄養バランスを考えた献立つくりをしました。
まず始めに参加者さんの嫌いな食べ物と嫌いになった時期や理由を聞きました。
殆どの人が子どもの頃に食べて、味やにおい、食感で嫌いな食べ物になっていました。
美味しく食べるための条件として
『食の環境・心身の状態・食の経験』の3つの相互関係が大事
食べ物を嫌いになるしくみ
・先天的な嫌味
味覚=甘味、うま味、塩味、苦味(毒)酸味(腐敗)
・味覚嫌悪学習
味とにおいと不快感。食後に感じる経験によるもの
最初に聞いた参加者さんの嫌いになった理由はきらいになるしくみと一緒。
味蕾細胞は大人も子どもも変わらないとのこと。
子どもの時に味の経験を重ねることで味を楽しめるようになる。
同じものを食べてもその時の状況で感じ方も変わる。
栄養バランスを考え、子どもの頃から日常的に楽しみながら覚えることで、将来大人になった時にバランスの取れた献立を考えられるようになる。
最後に3グループに分かれて1日3食分の献立を考え組み立てました。
組み立てた献立が栄養素の理想的な摂取割合になっているか確認して本日の子育てcaféは終了。
1つのグループがかなり理想に近い形の献立になっていました。
子育ての貴重な時間をくださりありがとうございました!皆さんの子育てにちょっとしたエッセンスになれば幸いです。
食べる行為は人間の本能です。子どもの好きな食べ物でわかるように本能のまま食べるものを選ぶと人間は糖質と脂質を中心としたものを欲求します。こうした食事は高エネルギー食となり、老化や運動不足やストレスが重なると高確率で不健康な体になってしまいます。一番大事なことは、まずは子育てするお母さんやお父さん等の大人が健康的に過ごすことです。大人の食習慣は子どもの食習慣も育みます。今は日々忙しくて思い通りにならない食生活をしている方もいるとは思いますが、食と健康に対する知識を身に付けて少しずつできる範囲で自分の身体のための食行動を起こしてみてください。トンコで食事の悩みや料理の工夫や愚痴などをみんなで話して笑って参考にして・・・子育てを乗り越えていきましょう!
楽しい時間をありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。
•あとう内科クリニック 管理栄養士 髙山華奈子